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<レポート>新さるびあ丸、プロペラ装着

2019.10.15

こんにちは、新造船プロジェクトチームです!

 先日、プロペラが装着されました。

プロペラの装着には、まずプロペラ軸を取り付けます。
16トンもの軸がクレーンで運ばれ、ミリ単位で調整しながら慎重に船尾管軸受に挿入されます。

こちらの作業だけでも半日かかる大仕掛けです。

取り付けられたプロペラ軸に続いて、プロペラが装着されます。

ペラ1枚で約1トンあり、これを4枚装着!
約10人掛かりで1日かけて装着されます。

取り付け完了!!

さて、新さるびあ丸に装着されたプロペラについてご説明します。

推進システムは「橘丸」同様のタンデム・ハイブリッド型CRP推進方式を使用します。
タンデム → 2つのプロペラ(CPPとアジマス推進器)が一直線上に配置
ハイブリッド型 → ディーゼル推進(CPP)と電気推進(アジマス推進器)
CRP → Contra Rotating Propeller(二重反転プロペラ)

今回装着した部分はこちら。

前部の1機1軸CPP(可変ピッチプロペラ)推進といいます。

燃費の良い2サイクル低速ディーゼル主機関駆動で常用出力で約70%の推進出力を受け持ちます。
4枚のプロペラの回転方向は同じでも羽根の角度が変わることで前進・後退も可能になるんです。

 後部、CPPのお向かいにあるプロペラは電動アジマス推進といい11月装着を予定しております。
レポートにてお知らせしますのでお楽しみに!