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<レポート>新さるびあ丸、ファイナルドックへ!

2020.04.3

こんにちは、新造船プロジェクトチームです!

昨年11月の進水式以来、艤装岸壁で建造が進められていた新さるびあ丸ですが、昨日「ファイナルドック」がはじまりました!


「ファイナルドック」
とは船を入渠(にゅうきょ)させ、建造の仕上げや最終点検を行うことです。

引き渡し・就航前の最後のドック入りのため「ファイナルドック」と呼ばれます。

【※入渠(にゅうきょ)=船をドックに入れること】

 

新さるびあ丸が入渠するまでの様子を覗いてみましょう!

 

タグボートと呼ばれる船で、艤装岸壁からドックへと新さるびあ丸を慎重にシフトします。

 

 

水中に沈めてあるゲートをワイヤーで引きあげ、海とドック内を遮断します。
海底からゲートが出現しているのがお分かりになりますでしょうか、、、

 

次に、船が傷つかないようにゆっくり時間をかけてドック内の海水をポンプで排水します。
この日は船底部まで排水するのに約4時間かかりました。

大きな船をクレーンで陸上に持ち上げることは難しいため、このように海水を排水できる「ドライドック」を使用しています。

 

新さるびあ丸の船底が見えてきましたね。
11月の進水式以来のお目見えです!

船底の部分をよ~く見ると、茶色く汚れています…!

 

船は、海上に停泊したままにしておくと汚れが付きやすく、たった数ヶ月でここまで付着してしまいます。
汚れを放置すると、船体が重くなり水の抵抗が増し燃費が悪くなります。

そこで、ファイナルドックで船底の汚れをきれいに落とし仕上げの塗装でお色直しを行います。

4月末には再び出渠し、艤装岸壁で引き続き艤装工事を行う予定です。

 

 

完成・引き渡しまであと約2か月半。
いよいよ仕上げ工程に入ってきました!

次回のレポートもお楽しみに!