<レポート>セブンアイランド結、水中翼を製造中!
2019.10.21
こんにちは、新造船プロジェクトチームです!
今回は、セブンアイランド結の
水中翼製造の様子についてレポートです。
水中翼とは、船底の前後につけられた翼です。
高速ジェット船は、水中翼の揚力によって
海面から船体を浮き上げて航行します。
波の影響を受けづらくなるため、
速く、揺れの少ない航行が可能になります。
高速ジェット船を建造する川崎重工業株式会社・神戸工場では、
水中翼の製造真っ最中!
ピカピカに磨かれた、鋭利な金属。
こちらが、水中翼のフォイルです。
手作業で丁寧に丁寧につくられ、
後日、フラップが取り付けられます。
角度を変えて見ると、この薄さ。
水の抵抗を軽減するためのつくりです。
高速ジェット船の船体は主にアルミでつくられていますが、
水中翼は特に強度が必要なため、フォイルとフラップはそれぞれ
ステンレスとチタンでつくられています。
また、水中翼には衝撃吸収装置が装備されるため、
万が一浮遊物などにぶつかっても
ショックを吸収し乗客の皆様の安全を守ります。
下から見上げた船体。
この溝に完成した前部水中翼が取り付けられます。
高速ジェット船で、とても大切な役割を果たす水中翼。
完成が楽しみです!
次回は、建造中の船内についてレポートします!
お楽しみに!