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<レポート>起工式とは…

2019.02.12

こんにちは。新船プロジェクトチームです。

 

先日、起工式が執り行われ建造がスタートしましたが、今回はどのような儀式なのかご紹介します。

起工式とは建物を建てる儀式と同じく「これから工事を始めます」という神事。

三菱造船下関造船所では、彦島八幡宮の宮司さんに神事を執り行っていただき、「第一二一六番船」の基になる鉄板の溶接を行います。

 

1.修祓の儀 「しゅばつのぎ」と呼び、穢れを払って清浄になる儀式

2.降神の儀 「こうしんのぎ」と呼び、祭壇に神様をお招きする儀式

3.献饌の儀 「けんせんのぎ」と呼び、おいでになった神様にお供えをする儀式

4.祝詞奏上 「のりとそうじょう」と呼び、神前に工事の安全を願って祝詞を奏上します。

5.清祓いの儀 「きよはらいのぎ」と呼びます。建築する土地を祓い清め、工事関係者などに災いが生じないよう祈願するものです。

6.起工スイッチ入れの儀 各代表がスイッチを押すと点火。建造の開始となる2枚の鉄板を溶接します。     動画でご紹介

7.玉串奉奠 「たまぐしほうてん」と呼び、玉串は工事の無事安全を祈って、その心を神に捧げるものです。

8.撤饌の儀 「てっせん」と呼び、祭壇から供物を下げる儀式ですが、外祭などでは実際に下げるのではなく、3.の献饌の儀の時に取ったお神酒・水器の蓋を元に戻す所作を行うものです。

9.昇神の儀 「しょうしんのぎ」と呼び、祭壇から神がお帰りになる儀式のことです。

10.安全宣言

11.神酒拝戴 「しんしゅはいたい」と呼び、お神酒をいただきます。供え物のお神酒や神饌をいただくという意味です。

 

1~11の式次第で厳かに執り行われる起工式は船の建造開始を告げる、一番初めの大切で神聖な儀式となります。

起工式の後は、資材加工・小組立作業を行っていきますが、また改めてご紹介しますね。

 

次回は三菱造船下関造船所についてご紹介します♪