<レポート>起工式とは…
こんにちは。新船プロジェクトチームです。
先日、起工式が執り行われ建造がスタートしましたが、今回はどのような儀式なのかご紹介します。
起工式とは建物を建てる儀式と同じく「これから工事を始めます」という神事。
三菱造船下関造船所では、彦島八幡宮の宮司さんに神事を執り行っていただき、「第一二一六番船」の基になる鉄板の溶接を行います。
1.修祓の儀 「しゅばつのぎ」と呼び、穢れを払って清浄になる儀式
2.降神の儀 「こうしんのぎ」と呼び、祭壇に神様をお招きする儀式
3.献饌の儀 「けんせんのぎ」と呼び、おいでになった神様にお供えをする儀式
4.祝詞奏上 「のりとそうじょう」と呼び、神前に工事の安全を願って祝詞を奏上します。
5.清祓いの儀 「きよはらいのぎ」と呼びます。建築する土地を祓い清め、工事関係者などに災いが生じないよう祈願するものです。
6.起工スイッチ入れの儀 各代表がスイッチを押すと点火。建造の開始となる2枚の鉄板を溶接します。 動画でご紹介
7.玉串奉奠 「たまぐしほうてん」と呼び、玉串は工事の無事安全を祈って、その心を神に捧げるものです。
8.撤饌の儀 「てっせん」と呼び、祭壇から供物を下げる儀式ですが、外祭などでは実際に下げるのではなく、3.の献饌の儀の時に取ったお神酒・水器の蓋を元に戻す所作を行うものです。
9.昇神の儀 「しょうしんのぎ」と呼び、祭壇から神がお帰りになる儀式のことです。
10.安全宣言
11.神酒拝戴 「しんしゅはいたい」と呼び、お神酒をいただきます。供え物のお神酒や神饌をいただくという意味です。
1~11の式次第で厳かに執り行われる起工式は船の建造開始を告げる、一番初めの大切で神聖な儀式となります。
起工式の後は、資材加工・小組立作業を行っていきますが、また改めてご紹介しますね。
次回は三菱造船下関造船所についてご紹介します♪