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<レポート>新さるびあ丸、バウスラスターを搭載

2019.07.26

こんにちは!新造船プロジェクトチームです。

皆さま、「バウスラスター」をご存じでしょうか…
先日、新さるびあ丸に搭載されたこちらの装置です。



大きな穴が2つありますね。
これが「バウスラスター」です。

近づいてよーーーく見てみると、
穴の中にスクリュープロペラがあることが分かります。


「バウスラスター」とは、船を横方向に動かすための横移動装置です。

本来、船は方向転換をするとき大きな円を描かなければいけません。
しかし狭い港湾内で船を大きく旋回するのは危険。
そこで活躍するのが「バウスラスター」です。

上の写真のように、船体の左右を貫通する穴の中に
横向きのプロペラが設置されます。
このプロペラが左右に水流をつくり、
舵の力と組み合わせることで船を真横に移動させ
スムーズに接岸・離岸することができるのです。

現行のさるびあ丸は、バウスラスターが1機のみでしたが
新さるびあでは2機搭載され、操縦性能がより向上します。

また、さるびあ丸のように船首に搭載された場合は
「バウスラスター」と呼ばれますが、
船尾に搭載された場合は「スターンスラスター」、
総称を「サイドスラスター」といいます。

長い長い梅雨がようやく明けますが、
現行さるびあ丸にとって最後の夏になります。
この夏、皆様のご乗船お待ちしています!