LANGUAGE
メニュー

社長メッセージ

山﨑潤一 近影

平素より当社事業活動にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社は明治22(1889)年11月15日に誕生し、2019年度、創立130周年を迎えました。
島嶼の生活航路の経営は決して平坦な道ではなかったと思いますが、この長きに亘り会社が継続して来られたのは、当社の船を利用いただいたお客様をはじめ、株主の皆様、諸先輩方、そのほか関係先の皆様の絶大なご支援の賜物であり、心より深く感謝申し上げます。

2019年の経済は輸出を中心に弱さが続いているものの、企業収益は高い水準で底堅く推移し、雇用情勢を確実に改善していることから、個人消費は持ち直し景気は緩やかに回復しています。一方、通商問題の動向が世界経済に与える影響など先行きは不透明です。
当社グループを取り巻く環境も、依然として厳しい状況が続いています。不安定な燃料油価格の動向やSOx規制等の環境問題、当社の航路に大きな影響を及ぼす台風や南岸低気圧の発生、国内外旅行先としての東京諸島と他地域の競合激化、そして少子高齢化による東京諸島の人口減少など、課題は多岐にわたります。
これまでの延長線上で事業を展開していては生き残ることすら危ういという覚悟を持ち、過去の慣例・成功体験にとらわれることのない独創的で革新的なチャレンジを行っていくことが必要です。
そこで2020年度は新しい東海汽船に生まれ変わるべく「セカンド・スタートアップ」をスローガンに掲げ、第二創業期として社内イノベーションの確立と、船旅や東京諸島のさらなる魅力発信にグループ一丸となって取り組んでまいります。

2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催され、世界中から日本に、東京に、多くの人がやってきます。さらに2020年6月には三代目となる「さるびあ丸」が、7月には新造ジェットフォイル「セブンアイランド結(ゆい)」が就航します。この千載一遇のチャンスを活かし、1人でも多くのお客様に東京諸島へお越しいただきリピーターとなって長期滞在していただけるよう努力いたします。
島と当社は運命共同体であり、健全で活力のある島の存在なくしては当社グループの成長はありえません。島の人口減少は避けては通れませんが、長年に亘り支え合ってきた島と当社が協力し合えば解決の糸口を掴むことは出来ます。これまで培ってきた信頼関係をベースに互いに力を合わせて東京諸島の未来を築き上げていきたいと考えております。
今後も「安全運航」をすべての事業の根幹として不断の努力を積み重ねると共に、島の継続的発展に寄与できるように尽力いたします。
引き続き当社ならびに東海汽船グループにご愛顧とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2019年12月
代表取締役社長
山﨑潤一